旭化成、平成25年度3月期の第2四半期連結決算を発表

2012年11月02日 11:00

 旭化成<3407>が、平成25年度3月期の第2四半期連結決算を発表した。売上高は7875億円で前年同期比31億円(0.4%)の増収。営業利益は383億円で前年同期比255億円(39.9%)の減益、経常利益は359億円で前年同期比263億円(42.3%)の減益となり、四半期純利益は206億円で前年同期比176億円(46.1%)の減益となった。

 住宅事業及び医薬・医療事業が好調に推移したことや、第1四半期より新たに加わったクリティカルケア事業が寄与したことなどから増収ではあったものの、ケミカル事業やエレクトロニクス事業における市場環境の落ち込みなどから減益となった。

 通期としては、建築請負事業やリフォーム事業が好調な「住宅」セグメント、医薬品の販売が好調な「医薬・医療」セグメントで増収となるものの、需要減少や市況悪化の影響を受ける「ケミカ ル」セグメント、市場環境の回復が遅れている「エレクトロニクス」セグメントで減収となり、グループ全体としては、960億円減収の1兆6850億円となる見通し。営業利益、経常利益及び当期純利益についても減益となる見通しで、前回の通期予想を下方修正している。