尖閣 中国独自の主張 受け入れの余地なし 

2013年05月07日 20:40

 小野寺五典防衛大臣は7日の記者会見で、尖閣諸島をめぐる中国側の主張に対し「尖閣に関する中国独自の主張に基づくいかなる言動についても、わが国としては全く受け入れられない」と日本の立場を強調。中国の主張に日本として受け入れの余地は全くないことを改めて示した。

 小野寺防衛大臣は「尖閣は歴史的にも国際法上も疑いのないわが国の領土であり、わが国が有効に支配している」と改めて語った。

 記者団が「アメリカの中国に関する年次報告書で、尖閣をめぐって『不適切な基線』について言及があり、不適切に引かれた直線基線を使って領有権の主張を強めているという指摘があったが、これをどのように受け止めているか」と訊ねたのに答えた。

 また、日露首脳会談での「2プラス2」の合意についての受け止めについて、小野寺防衛大臣は「2プラス2の対話は大切だと思っている」としたうえで「今後の具体的な内容については外務省が中心になって進めていくのではないか」と外務省主導でつめていくことになるとの認識を示した。(編集担当:森高龍二)