パソコン及び周辺機器の販売を手がけるAcerは米国時間5月3日、タッチスクリーン搭載の新型ノートPCを2機種とタブレット1機種を発表した。
今回、発売されるのは、新型ノートPC「AspireR7」、ウルトラブック「Aspire P3」、そしてAndroid搭載タブレットの「Iconia A1」。まず「AspireR7」は、一体型デスクトップ+ラップトップ+タブレットという、新機軸のハイブリッド機だ。15.6インチのタッチスクリーンとヒンジを備え、スクリーンを反転させるとタブレットとしても使用できる。キーボードは下部トレイの先端近くにあり、トラックパッドの位置はスクリーン寄りに配置されている。Windows8OSの特徴でもあるタッチスクリーンをさらに使いやすくするためにという同社の思惑があるらしいが、慣れるまでには少し時間がかかりそうだ。
ウルトラブック「Acer Aspire P3」もタブレットとしても使用できる機種だが、こちらは画面サイズ11.6インチで、液晶画面は着脱式となっている。また、キーボードから取り外さずに、たたむことでタブレットスタイルに可変させることもできる。IntelのCore iをプロセッサ搭載し、ストレージは60Gバイトか120GバイトのSSDを使用。フロントカメラと、500万画素のバックカメラ、フルサイズのUSBポート、HDMIポートを備える。タブレットに可変できるウルトラブックは既に、中国Lenovoやエプソンダイレクトなどの競合他社でも販売されており、とくに目新しい感はない。後発組となるAcerが、どこまで市場に食い込めるのか注目が集まっている。
「Acer Iconia A1」は、Android搭載タブレット。画面サイズは7.9インチで、iPad miniのアスペクト比4:3と同じディスプレイとなる。片手で使用出来るほどスリムな形状が人気を呼びそうだ。価格も同社の商品らしく、16GBモデルが199ドルと比較的低価格設定となっている。
「Aspire P3」はすでに店頭やサイトで提供が開始されているが、「AspireR7」は5月中旬、「Iconia A1」は6月から販売が開始される予定だ。(編集担当:藤原伊織)