日本ユニシス、.NET向け統合フレームワークの提供を開始

2010年04月21日 11:00

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日本ユニシスが提供をスタートした、.NET向け統合フレームワーク製品「MIDMOST for .NET Maris」(ミッドモスト フォー ドットネット マリス)の概要図。SaaS型アプリケーション開発にも対応している。

 日本ユニシス <8056> は19日、システム開発の生産性と品質を向上させる「MIDMOST for .NET Maris」(ミッドモスト フォー ドットネット マリス)の提供を開始したことを発表した。

 同社は、マイクロソフトがXMLウェブサービスやウェブアプリケーションの構築、導入、および実行のためのプラットフォーム(.NET Framework)を公開した2002年から開発専門組織を立ち上げ、200社を超える.NET Frameworkを活用した信頼性の高いシステムを構築してきた。これらの開発実績で蓄積されたノウハウをアーキテクチャと開発プロセスの両面から体系化した開発方法「LUCINA for .NET」や、.NET対応のアプリケーションフレームワーク製品「MIDMOST for .NET」などを開発し、多様化するビジネス環境のニーズに対応してきた。

 今回、提供をスタートした「Maris」は、今までの.NET開発知財を、.NETシステム開発の統合フレームワーク製品として統合・発展させたもので、従来のオンプレミス型アプリケーション開発だけでなく、最近増加しているSaaS型アプリケーション開発にも対応。クラウドサービス時代のアプリケーション開発を支援する。

 同社は、今後も「Maris」を活用することで.NETアプリケーション開発の生産性を向上させ、さらに、同社のシステム開発のノウハウと知財を体系化させたオープン系システム基盤である「AtlasBase(アトラスベース)」により、一体化したサービスも提供。同製品および関連サービスを合わせて、今後3年間で約220億円の売り上げを見込んでいる。
(編集担当:北尾準)