ペットフード市場は2010年には3045億円と3000億円の大台にのる見込み。
また、2009年のペットフード市場はキャットフードがドッグフードを上回った。市場調査の富士経済が7日、発表した。
キャットフードがドッグフードを上回った要因について、富士経済は猫の飼育頭数の増加と犬の小型化による給餌量の減少などをあげている。
富士経済によると、2009年のキャットフード市場は前年に比べ3.9%増加し、1092億円。ドッグフードも前年に比べ1.4%増加したものの、1073億円となり、市場規模が逆転した。
ペットフードは昨年6月からペットフード安全法が施行され、名称、原材料名、賞味期限、製造者の名称、住所、原産地名のほか、目的、内容量、給餌方法、成分についても表示するようになったことから、商品に対する信頼性が向上している。
ペットフードに代表されるキャットフード、ドッグフード、プレミアムフード、スナック、観賞魚用フード、小鳥や観賞鳥用フード、小動物用フード、サプリメント、ミルク、特別療法食の合計市場規模は、2009年は2973億円と前年より3.4%伸びた。このうち、ドッグフードとキャットフードで全体の73%を占めていた。
(編集担当:福角忠夫)