ヤマハ、クラス最軽量の4ストローク船外機「F70A」を新発売

2010年04月07日 11:00

 ヤマハ発動機 <7272> では、軽量・コンパクト設計の徹底により、クラス最軽量を達成した70馬力の4ストローク船外機「F70A」を開発。2010年4月12日より発売するという。

 「F70A」は同社のストローク船外機として初めての70馬力モデルで、総排気量996cm3、直列4気筒SOHC・16バルブのパワーユニットを搭載。徹底した軽量・コンパクト設計による軽量化と優れた燃焼効率、出力特性による卓越したスピード性能と優れた燃費性能を両立している。さらに環境対応の面では、世界で最も厳しいと言われている米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2008年度規制値における最高基準値(スリースター)もクリア。また、トップカウリングのデザインをフラッグシップモデル「F350A」の流れをくむ流麗なフォルムに仕上げ、イメージを一新しているのも特徴だ。

 欧米などのマリン先進国においては、トレーラーやカートップで手軽に運搬が可能なアルミ製ボートやインフレータブルボートなどが広く普及している。「F70A」はFRP製のフィッシングボートはもちろん、これら比較的軽量なボートにも広く搭載できることを前提に開発を推進。当社の4ストローク船外機の特徴である軽量・コンパクト設計を追及した結果、2ストローク船外機に匹敵する軽量化を実現。優れたスピード性能と経済性を両立したという。

F70A」の年間販売目標は300台、価格は94万3950円からを予定している。
(編集担当:宮園奈美)