レーザー光で視力低下の恐れ 製品回収へ

2010年03月11日 11:00

 経済産業省は大阪に本社のあるヒロ・ジャパンテック合同会社が輸入・販売した「携帯用レーザー応用装置(レーザーポインター)」が基準を超えた強いレーザー光線を出力するため、目を傷める恐れがある、として3月9日、輸入・販売した同社に対し、自主回収を求めるとともに、購入者には使用せずに、回収に協力するよう呼びかけた。

 製品は昨年5月から12月までの間、無届出、無表示で輸入販売されたことが確認されており、消費生活用製品安全法に規定されている技術基準に適合していない製品であることも確認されたとしている。

 同社では「目に入った場合、網膜の損傷を生じ、視力の低下が生じる等の事故が起こる可能性もある」として、製品の全量回収を行っている。

 対象商品はペン型グリーンレーザー1mW、ペン型グリーンレーザー200mW、ペン型グリーンレーザー400mW、ペン型星空グリーンレーザー、ペン型星空グリーンレーザ500mW、円筒型グリーンレーザー600mW、円筒型レッドレーザー200mW、エフェクトレーザー、スーパーポインターの9種類。「yahoo!オークション」で販売されていた。詳しくは同社06・6655・5523(平日の午前10時から午後5時)。
(編集担当:福角忠夫)