消費者庁はインターネットでの健康食品広告の実態調査を行った結果、健康食品などに対して疾病に関連する文言など消費者が誤認するおそれのある表示を掲載しているサイトが547件見つかったとして、3月8日、問題の表示を掲載しているショッピングモール運営者を通して問題表示を削除または修正するよう指導した。
調査は昨年6月から8月の期間にロボット型全文検索システムを用いて、がん(ガン、癌)、糖尿病、肝炎、心臓病などを検索キーワードとして、サイトの無作為検索で検索したサイトを目で確認。虚偽や誇大表示に該当するなど問題表示が500件を超えて見つかった。
消費者庁はサイト運営業者から、問題の商品表示について、削除や修正を行うようメールで改善を指導した。
健康食品の表示については、虚偽表示や誇大表示が後を絶たず、消費者庁では昨年11月から「健康食品の表示に関する検討会」を立ち上げ、この問題に対する意見交換をすすめている。8月に消費者委員会に報告したい意向で、7月には検討会としての論点整理を終える予定。
(編集担当:福角やすえ)