キヤノン、デザインの祭典「ミラノサローネ」に3年連続出展

2010年02月24日 11:00

 キヤノン <7751> は、4月14日~19日までの期間、イタリア・ミラノのトリエンナーレ美術館にて開催される世界最大規模のデザインの祭典「ミラノサローネ」に出展する。

 「ミラノサローネ」とは、1961年より毎年4月にイタリア・ミラノで開催されている世界最大規模のデザインの祭典。今年で49回目を迎えるという。先進的なデザイナーや企業が、世界中から集まるクリエイターやメディアなどに向けて最新のデザイン力やブランド力をアピールする場として、昨年は1300を超える企業および団体が出展。約27万8千人の来場者が訪れたという。

 キヤノンは2008年より3年連続でミラノサローネに出展。3回目となる今回も、継続している出展テーマ、”新しい感性の世界”を意味する『NEOREAL(ネオリアル)』を掲げ、これまでにない革新的な映像表現の世界を創造している。

 本年度は、2名の先鋭クリエイターを起用。建築家の平田晃久氏による、多面体スクリーンをらせん状に連ね、生命体のように立体的にからみ合わせた構築物(高さ約6m、幅約8m、奥行き約40m)に、アーティストの高橋匡太氏が手がけた、色彩美豊かな映像を投写。展示空間名は「耀(かがやき)」だという。

 また、入力から出力まで、自社のデジタルイメージング技術を活用。映像の制作にあたっては、フルHD動画の撮影機能を搭載したキヤノンのデジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」を使用するという。映像投写には、フルHDを超えるWUXGA (1,920×1,200ピクセル)の表示領域の投写が可能なプロジェクター「WUX10」やSXGA+(1,400×1,050ピクセル)の「SX80 MarkII」などを用い、約20台を多面的に配置することで、万華鏡のように次々と変化していく高精細かつ高解像な映像を様々な方向から映し出すという。
(編集担当:宮園奈美)