有毒部位除去せずにフグを加工販売

2010年02月23日 11:00

 厚生労働省は青森県と青森市からの情報として、22日、青森市新町2丁目にある「しんまち新鮮産直市場まちの駅」など市内の2店舗でクサフグの有毒部位(尾ヒレ)が除去されないまま加工され、販売されたとして、販売店に販売中止させるとともに、消費者に食べないよう呼びかけている。該当商品は業者が現在、自主回収につとめている。

 問題の商品は青森県東津軽郡外ヶ浜町の株式会社外ヶ浜物産が昨年11月6日に加工した商品「天日干し(生干し3尾入り)」で100袋がその対象になっており、昨年12月から今年2月にかけて販売された。市場には52袋が出た。残りは加工所に保管されている。

 青森市などでは「健康に危害を及ぼす恐れがあるため、食べないように。また、商品を所有している人は青森県か青森市の保健所、または販売店に連絡するように」と呼びかけている。
(編集担当:福角やすえ)