侵略云々 高市政調会長発言は個人の見解

2013年05月13日 21:40

 菅義偉官房長官は13日、記者団から「自民党の高市早苗政調会長が侵略という文言を入れている村山談話にはしっくりきていない。再来年、新たな総理談話を出す場合には侵略などの文言の変更などを検討すべきとの旨の発言をしているが」とその受け止めを訊かれ、「高市議員、個人の見解だ」と一蹴した。

 菅官房長官は「政府の見解は、明確にこの記者会見の場で述べていた通り(安倍内閣としての歴史認識は、わが国がかつて多くの国々、とりわけアジア諸国の人々に対し、多くの損害と苦痛を与えたとする歴代内閣の立場を引き継ぐ考えである)」とした。

 ただ、高市政調会長が2年後の総理談話で侵略という文言を見直す検討をする必要の考えを示した時期が、菅官房長官が安倍内閣としての歴史認識を語った直後のことであったなど、政権与党の政調会長の発言として問題ではないか、との問いかけには「個人的な見解を発言されたのだろうし、政府の見解は明確になっているので、そこは、全くかかわらない」と、高市政調会長の発言を取り上げたりする考えのないことを強調した。同日夕の記者会見で「高市政調会長に政府の考えは伝えた」とした。また菅官房長官は「わたし(官房長官)が先週発言したことに尽きる」とし「変更する可能性はない」と明確に答えた。

 そのうえで、菅官房長官は「2年後の談話については、現在の歴史認識を引き継ぎながら、未来志向のものをつくりたいと考えており、有識者の意見を聞きながら決めていくことになると思う」とした。(編集担当:森高龍二)