山田養蜂場、岡山県産米粉を使った「手延べうどん」を発売

2010年01月25日 11:00

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「手延べうどん(れんげ米粉入、紫黒米粉入の2種類)」は1箱中に100グラム入りが2袋(同種)で、各580円(税込)。通信販売、インターネット及び一部直営店(岡山・大阪)で全国販売中。

 山田養蜂場は、岡山県鏡野町産のれんげ米や紫黒米を練り込んだ、米粉入特製「手延べうどん」を1月7日より発売を開始した。

 年々減少していくれんげ畑を守るため、鏡野町内にある同社では、近隣農家の方々にれんげの種子を無料で提供して撒いていただき、春にれんげ畑で蜂蜜を採取し、秋にはお米を収穫するという昔ながらの農法を再現している。この田んぼから穫れたお米が「れんげ米」と呼ばれている。また、古代米でもあるもち米の一種の「紫黒米」は、2,000年以上前に中国から日本に伝わり、かつては神様へのお供え物やお祝いごとに使われてきた「縁起米」。ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれているため、健康にもいいのが特徴だ。

 今回の「手延べうどん」はこれらのお米を使用した、2種類を用意。どちらも噛むほどにお米特有の甘さを味わうことができる。さらに小麦は国内での使用量のうちわずか数%にあたる貴重な国産小麦を使用。粒子の大きさが異なる小麦粉と米粉を混ぜることで表面に粒々とした凹凸が生まれ、ダシやスープがしっかりと絡むようになる。時間をかけて生地を約5,000倍まで伸ばして作る「手延べうどん」はつるっとした食感と、コシの強い「もっちり」とした歯ごたえが特徴。煮込みうどんや鍋に入れても煮崩れしにくいので、最後まで美味しく味わうことができる。また、茹でるとほんのりと紫色に変化する紫黒米を練り込んだうどんは、料理のアクセントとしても最適だ。

 「手延べうどん」はたっぷりの沸騰したお湯に麺を入れた後、約8~10分茹で、水洗い。その後は好みの調理法で味付けをするだけ。同社は、今後も希少となった国産のれんげ蜂蜜を守り続ける一方で、近隣住民と協力しさらに継続していく考えだ。