カシオ計算機 <6952> は26日、高速データ通信(HSDPA)に対応したW-CDMAモジュール内蔵の業務用PDAの新製品『DT-5300 M52SWC / M52SGC』など12モデルを、12月25日より順次発売すると発表した。
同社は今年9月、非接触ICカードの読み取り機能を搭載した業務用PDA”カシオペア DT-5300シリーズ”を発売。FeliCaやMifare等をかざしてログインできる非接触ICカードの読み取り機能をはじめ、屋内外での高い視認性と低消費電力を両立させた3.7型VGA”BlanviewR液晶”の搭載や、優れた耐環境性能、インタラクティブ・システムのための人間中心設計(ユニバーサルデザイン)の採用などで好評を博している。
『DT-5300 M52SWC / M52SGC』など新製品12モデルは、前モデルの優れた特長を継承しながら、下り最大7.2Mbpsの高速データ通信(HSDPA)に対応したW-CDMAモジュールを内蔵することで、屋外の現場とオフィスのリアルタイムコミュニケーションを実現。オフィスのサーバー内にあるデータを訪問先で参照できるのをはじめ、訪問先で読み取ったバーコードやGPSによる位置情報などをオフィスに送ったり、電話をかけて現場の状況を報告することもできる。また、電力・ガス・水道などの巡回検針をはじめ、訪問先が多岐に渡る保守メンテナンス業、屋外での使用が多い運輸業など、オフィスから離れた現場で業務を行う際にも効果的だ。
さらに、二次元コード読み取りに対応したC-MOSイメージャ搭載モデル、約200万画素のオートフォーカスデジタルカメラ内蔵モデルもラインアップするなど、同社は”カシオペア DT-5300シリーズ”の商品構成を充実させることで、多様化するビジネスシーンのニーズに対応していこうとしている。
(編集担当:北尾準)