米軍普天間飛行場の移転問題で、福島みずほ消費者・少子化担当大臣はオバマ米大統領の訪日までに「何らかの結論が出るとは言えないんじゃないか」と、岡田克也外相が来年度予算との関係もあり「なるべく早く結論を出したい」としながらも、12月中を示唆した国会答弁に沿う形で、政府としての結論には、今しばらく時間を要するとの見通しを示した。
平野博文内閣官房長官は今回の日米首脳会談が日米間の信頼関係を深めるための「包括的な会談になる」と、普天間移転問題に対しては踏み込んだ話にならないとの見方を示している。
鳩山由紀夫首相も「安易に、いつまでにと言えるような問題ではない」と言い、「ありとあらゆる選択肢を真剣に検討し、結論を導き出したいと思っている。(結論が出れば)日本の意思を明確に示すことで、本当の意味での強固な日米関係ができると思っている」と、今回の首脳会談で踏み込んだ話はできない状況を、表現を変えて説明している。
(編集担当:福角忠夫)