ホンダ <7267> は4日、米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターが、2009年11月20日より新型「アコード クロスツアー」を米国にて販売すると発表した。
「アコード クロスツアー」は、プレミアム4ドアセダンの快適性とSUVの高いユーティリティーを高次元で融合させたクロスオーバー・ユーティリティー・ビークル(CUV)。アコードセダンV6エンジン搭載車の高いセダン性能をそのままに、存在感にあふれる、流れるようなラインのボディスタイルと、広い荷室スペースや後部床下収納、使いやすい大開口のリアテールゲートなどの高いユーティリティー性能を両立している。
また、3.5L V型6気筒エンジンは271HPの最高出力と254lbs.-ft.の最大トルクを発生。状況に応じて使用気筒数を6気筒-4気筒-3気筒と変化させる可変シリンダーシステム(VCM)の採用により、力強い走りと高い燃費性能(市街地18mpg、ハイウェイ27mpg)を実現している。
グレードはEX、EX-L、EX-L Naviの3グレード。EX-LとEX-L Naviにはリアルタイム4WD仕様も設定されている。
「アコード クロスツアー」は、Honda of America Mfg.,Inc.のイーストリバティ工場にて生産予定。米国では大手3社の経営危機が深刻化しGMとクライスラーは経営破たん。需要喚起へ米政府は低燃費車購入支援制度を導入するなど自動車産業の大不況が続く中、このホンダの新車販売が、米国の自動車産業活性化の光明になればと期待が高まる。
(編集担当:宮園奈美)