国会での答弁 国民へのメッセージにも 鳩山首相

2009年11月05日 11:00

 鳩山由紀夫首相は11月最初の鳩山内閣メールマガジンで、政治の役割について「本当に助けが必要な人や(本当に助けが必要な)ところには、社会がきちんと手を差し伸べる。政治の役割は、その枠組み作りをすることだと思っています」と友愛社会実現のための法整備、システムづくりへの思いを語った。

 鳩山首相は「弱い立場の人々、少数の人々の視点を尊重することを大事にしたい」として、この視点が友愛政治の原点であるとしている。

 また、国会での答弁について、自らも各閣僚も「自身が考え、できるだけわかりやすい言葉で、国民のみなさまに向けたメッセージであり、(質問者への)答えとなるよう努めている」として、質問者への回答が、鳩山内閣がめざす政治をよりわかりやすくするための国民へのメッセージでもあるとしている。

 衆議院予算委員会で答弁書を持たず、各閣僚が自らの言葉で答弁しているスタイルは新鮮で、優秀な官僚が作成した答弁書と違い、表現もストレートであり、各閣僚の考えがわかりやすくなっていることは視聴者にも伝わっているようだ。
(編集担当:福角忠夫)