地デジ対応へ 生活保護世帯などへの支援

2009年09月17日 11:00

 総務省は生活保護世帯をはじめ、障害者のいる世帯で世帯の全員が市町村税非課税になっている世帯、社会福祉事業施設入所者などを対象に、現行のアナログテレビで地上デジタル放送が視聴できるよう、簡易なチューナーを無償で給付することにしており、10月1日から申込を受け付ける。受付期間は今年12月28日(消印有効)まで。

 現在の地上アナログ放送は2011年7月24日で終了するため、現行のアナログテレビで地上デジタル放送を視聴するには地上デジタル対応のチューナーを備え付ける必要がある。経済的理由で地上デジタル対応のチューナーを設置できない世帯に対して、無償で簡易なチューナーを提供するというもの。

 チューナーの設置は担当者が訪問して設置するとともに、操作の説明を行う。また、屋外アンテナの工事が必要な場合には無償で改修することにしている。これに伴う受益者負担(費用負担)は一切発生しない。

 総務省では、支援を受けるためには、NHKと放送受信契約を結んだうえで、受信料の全額免除を受ける必要があるため、手続きを早めに済ませてほしい、としている。

 申込や支援に関する問い合わせは総務省地デジチューナー支援実施センター(電話0570-033840)まで。また、NHK放送受信料免除に関する問い合わせはNHK視聴者コールセンター(電話0570-000588)まで。
(編集担当:福角忠夫)