ミャンマー産の香辛料から発ガン性のカビ

2009年09月07日 11:00

 厚生労働省はミャンマー産の香辛料「ターメリック」から発ガン性のあるカビが検出されたことを受け、9月3日、輸入業者に対して、検査命令を出した。

 対象はミャンマー産のターメリックとターメリックを主原料にした加工品で、厚生労働省によると、輸入業者の合資会社山田宝石が8月22日に到着した商品を自主的に検査した結果、含有していてはならないアフラトキシンという発がん性カビが見つかったと那覇検疫所に届け出た。これを受けての措置で、対象のターメリックの量は500キログラムで、全量保管されている。

 ターメリックは日本ではウコンとして知られている。香りを効かせるのでなく、カレー粉の黄色の着色料として使用されている。
(編集担当:福角やすえ)