新潟市と同市に本社と製造工場を置くお菓子製造の大手・亀田製菓が8月28日に「災害時応援協定」を結ぶ。
特に、腎臓疾患患者向けの低たんぱく質米飯や食べ物の飲み込みが困難な人のための「おかゆ」、被災者のこころを癒すお菓子として米菓商品を市の要請に応じて亀田製菓が提供するという、企業の特性が活かされた協定内容になる。
新潟市としては災害時の避難所で特別な配慮が必要な人たちに安心して食糧供給ができることとなる。
低たんぱく質米飯は特別用途食品で、食事療法が必要な人向けの米飯。また、おかゆは通常の食事から介護食まで、容易にかめる、歯茎でつぶせる、舌でつぶせる、かまなくてよいの4区分が用意されており、利用者の状態に応じて、適切な対応が可能になる。こうした災害避難所での対応は他の行政機関にも注目されそうだ。
(編集担当:福角やすえ)