東京都が都政モニターを対象に実施した「歯と健康」に関するアンケート調査の結果、7割を超える人がかかりつけ歯科医を有していることが分かった。特に60歳以上では89%がかかりつけ歯科医がいると回答。むし歯や歯周病の治療、入れ歯の作成や修理以外にも、66.6%の人が定期的な歯石除去や歯のクリーニングを受け、むし歯予防につとめていた。
調査は今年6月26日から7月2日までの間で都政モニター専用ホームページから回答を得たもので、20歳以上の男女500人のうち、494人から回答があった。年代別では20代が14.6%、30代22.3%、40代18.4%、50代15.4%、60歳以上29.4%に比率だった。
それによると、歯の健康に「関心がある」(72.5%)と「どちらかと言うと関心がある」(24.3%)を合わせると、96.8%の人が関心を持っていた。
自身の歯や口、入れ歯の状態についての満足度では、38.5%はほぼ満足しているが、52%は日常生活に困らないもののやや不満を感じており、9.5%の人は不自由や苦痛を感じると6割以上が不満を感じていることも分かった。
その内容をみると、歯並び、咬み合わせ、歯の色など外観が気になるという回答が64.8%で最も多く、痛みや不快感、口臭などが気になるという具体的な内容が48.7%で2番目に多かった。
次に、むし歯予防のために行っていることでは43・3%の人が歯科医院で定期点検を受けると回答し、38.7%の人は1日に1回は十分な時間をかけて歯磨きをする、31.4%の人はフッ素入りの歯磨き剤を使用するなどをあげていた。
(編集担当:福角やすえ)