帝人グループ <3401>、タイ拠点の2社が安全賞を同時受賞

2009年07月27日 11:00

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タイの安全賞としては最も権威のある、「National Occupation Safety and Health Award」を7年連続で受賞したTPL。同時にTJTも5年連続で受賞している。

 タイのバンコクに拠点を置く、帝人グループ <3401> のTEIJIN POLYESTER(THAILAND)LIMITED(以下TPL)が、2009年7月2日、タイの安全賞としては最も権威のある、「National Occupation Safety and Health Award」を7年連続で受賞。同時にTEIJIN(THAILAND)LIMITED(以下TJT)も5年連続で受賞している。

 この賞は1986年に創設。毎年、タイ政府(労働省)が国内各企業に対してESH(Environment,Safety,Health)方針、安全、健康、作業環境等に関する143項目の審査を実施。結果、優れた企業を全国安全週間に表彰している。本年度は720社が申請。その中から日系企業は64社が選出され、TPLはこの賞を7年連続受賞。初めて受賞した1986年と合わせ8度目となる。

 TPLとTJTはどちらも、安全強化週間を設け各部署の安全運動を発表。社長と幹部による安全巡視を実施するなどESH活動を通じ、安全意識の浸透化・高揚に全力を挙げている。この権威ある賞を受賞したことで、タイ国内でESH活動に力を入れている企業として、より一層信頼感が高まるのは間違いない。

 この受賞により両社の社長である高橋 紀光氏は、「TPL、TJTが今年も連続して安全賞を受賞できたことを心から喜びたいと思います。今年度授賞式にはアピシット首相が来場し、安全活動の重要性を含めてご挨拶され、各社に対しても自ら直接トロフィーを手渡されるなど、賞の権威を益々高めることとなりました。大変光栄なことであり、工場長以下、ラインマネージャー全てがタイの人々による運営である両工場が、生産のみならずESHの点でも優れた活動結果を残せたことを誇りに思っております。来年も受賞できるよう実のあるESH活動にしていきたいと考えています。」と語った。

 なお両社は、品質管理システムに関する国際規格「ISO9001」、環境管理システムに関する国際規格「ISO14001」、並びに労働安全衛生マネジメントシステムに関する国際規格「OHSAS18001」を既に取得している。
(編集担当:宮園奈美)