帝人グループ会社、インドネシアで環境管理活動を高く評価

2009年07月21日 11:00

 インドネシアにおいてポリエステル繊維の製造販売を手がける帝人 <3401> グループのP.T.Teijin Indonesia Fiber(通称TIFICO)は、同社の工場所在地であるバンテン州の州知事より、優れた環境管理活動を実施している企業に与えられる「Award of Respect of Environmental Assessment(環境活動評価における敬意の賞)」を受賞した。

 この表彰は、州内の企業の環境管理活動に対して環境保健部が監査を行い、その結果をもとに年に一度実施。今年は同社を含め12社(うち日系企業は4社)が受賞したという。

 ジャカルタに近いバンテン州は、特に環境保護に力を入れている地域だ。今回の受賞は、水質汚染、大気汚染、有害化学物質などの基準値を遵守し、環境保全に注力する同社の活動が高く評価されたことによるもの。09年6月26日には、バンテン州セランの州庁舎において表彰式が実施され、表彰状が授与された。

 近年、地球規模で深刻な環境対策が唱えられるなか同社は、94年には水質汚染防止の実績を認められて「クリーン・リバー・プロジェクト賞」を受賞。昨年は、インドネシア国内企業の環境対策を評価する「PROPER」という制度において、「Rank Green」という高い評価を得るなど、長年にわたり環境に対する取り組みに注力してきた。今回の受賞もその功績が高く評価された結果だといえる。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:宮園奈美)