地球温暖化防止策の一環として冷房使用時の室内温度を28度に設定しても快適に過ごすことのできるクール・ビズについて、内閣府が全国の20歳以上の男女3000人を対象に行った特別世論調査の結果、4人に3人がクール・ビズを認知していることが分かった。一方で「全く知らない」人も8.3%あった。ただし、前回(2007年6月調査)に比べ、全く知らないという回答は0.5ポイント減少した。また、およそ2人に1人(45.3%)がスーパーマーケットの冷房が効きすぎていると感じたことがある、と回答していた。
調査は今年5月28日から6月7日にかけて調査員による個別面談聴取により実施され、2054人から有効回答を得た。
それによると、クール・ビズについて「内容を詳しく知っている」人は12.2%、「大体知っている」人は61.3%と合わせて73.5%の人が知っていると回答していた。
クール・ビズに対する賛否では81.5%が賛同し、賛同しないは3.4%だった。
次に職場でのクール・ビズ実践の有無の尋ねには、57.0%が実践しているだったが、34.1%は実践していないと2007年調査に比べ、実践しているが10.4ポイント増加したものの、実践していないも4.7ポイント増えていた。自宅での実践では63.0%が実践しており、実践していないは29.5%だった。
温暖化防止のために取り組んでいることでは「家庭でのエアコンの温度調節」をあげた人が63.0%で最も多く、「水道の蛇口をこまめに閉める」(58.2%)「マイバッグで買い物をし、レジ袋などのごみを減らす」(56.6%)取り組みをしている人が多かった。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:福角忠夫)