ストレスからくる胃痛など症状に合った医薬品

2009年06月08日 11:00

 武田薬品工業はストレスからくる胃腸の不具合に対応したOTC医薬品「ストレージタイプH」「ストレージタイプI」「ストレージタイプG」(いずれも第2類医薬品)を6月17日から市場に出す。

 のどのつかえ感など主に身体の上部に症状が出る人に適しているのが「ストレージタイプH」。半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)エキスが含まれ、気分がふさいで咽喉・食道部に異物感があり、ときに動悸、めまい、嘔気などを伴う不安神経症、神経性胃炎、つわり、せき、しわがれ声、のどのつかえ感に。2歳未満の服用は避ける。

 胃腸など主に身体の中部に症状が出る人に適しているのが「ストレージタイプI」。安中散(あんちゅうさん)が含まれ、腹部に力がなく、胃痛または腹痛があり、ときに胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴う神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱に。2歳未満の服用は避ける。

 下痢や軟便など主に身体の下部に症状が出る人に適しているのが「ストレージタイプG」。半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)が含まれ、みぞおちがつかえた感じがあり、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のある急性胃腸炎・慢性胃腸炎、下痢・軟便、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症に。2歳未満の服用は避ける。

 3タイプとも服用は1日2回。メーカー希望小売価格6包1029円。同社は「改正薬事法の施行に対応し店頭での情報提供を強化。ストレージシリーズは症状に合わせ、納得して求めていただけることを追求した」としている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:南)