三菱電気(6503)、業界最高水準のLED照明器具を新発売

2009年06月01日 11:00

 三菱電機 <6503> は2009年6月22日より、LED(発光ダイオード)を使った照明器具「ハイパワーダウンライトシリーズ」を新発売する。

 この新シリーズは、放熱設計の最適化と高効率反射板の搭載および電源効率の向上により、LEDダウンライトとしての業界最高水準(09年5月29日現在)の器具総合効率を実現。店舗・オフィスなどのメーン照明によく使われるコンパクト蛍光灯(FHT)のダウンライトと同等の明るさで、消費電力はコンパクト蛍光灯に比べ約半分、寿命も40000時間と約4倍の長寿命を誇っている。

 ラインアップとしては24W相当のコンパクト蛍光灯(FHT)ダウンライトと代替可能なクラス100、32W相当と代替可能なクラス150、42W相当と代替可能なクラス200の3種類の出力クラスにそれぞれ固定出力タイプと連続調光タイプを用意。連続調光タイプは、インバーター蛍光灯と同様、信号線制御方式の自動調光制御機器と組み合わせ、5~100%の明るさに調光。さらに、コンパクト蛍光灯光源からの置き換えを促進するために、希望小売価格を抑制。LED照明器具の導入費用を約7年で回収できるという。

 また、固定出力タイプの埋込穴で、コンパクトな直径125mmと既存器具で多く使用されている直径150mmの2タイプを実現。器具の高さは従来の浅形タイプと同等100mmのため設置する天井の条件を選ばず、新築、リニューアルともに対応できるという利点がある。

 近年、二酸化炭素(CO2)の排出量削減が社会的な使命となっており、照明分野では高効率で長寿命のLEDが次世代光源として期待されている。同社はこれまでも比較的出力(光量)の小さい白熱電球やハロゲンランプを代替するLED照明器具「AKARI-LEDs(あかりレッズ)シリーズ」、LED誘導灯「ルクセントLEDsシリーズ」などを発売してきた。この新シリーズの発表でさらに、LEDの照明用途拡大に注力していきたいとしている。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:宮園奈美)