好調を極める、アサヒビール(2502)の「クリアアサヒ」

2009年05月19日 11:00

 2008年3月25日の発売から約14ヵ月、アサヒビール <2502> の新ジャンル「クリアアサヒ」は、累計販売箱数が09年5月11日出荷分で2000万ケース(1ケース=12.66リットル)を突破している。

 新ジャンルとは、酒税法上「ビール」にも「発泡酒」にも属さない、ビール風味のアルコール飲料のこと。麦芽を使用した発泡酒とスピリッツなど、別のアルコール飲料をブレンドしたものと、麦芽の代わりに大豆など別の原料を使ったものの2種類があり、「クリアアサヒ」は前者にあたる。

 この「クリアアサヒ」の人気の秘密は”うまみがあって雑見がない”という味わい。商品を開発するにあたり、同社は独自で年に1度行う消費者アンケートを参考にしたという。このアンケートはビール類に関する大規模な調査で、「飲みごたえ」と「爽快感(飲みやすさ)」の2つを満たした商品の評価が高いという結果が出た。それまでコクとキレの両方を満たす商品は新ジャンルには存在しておらず、ここにチャンスがあると考えたことで、新たなヒット商品を生み出した。

 現在「クリアアサヒ」は、09年1~4月の累計が前年比106%増の543万ケースと好調。4月には驚異的な171万ケースを販売し、最盛期である12月に迫る売上げを記録した。5月は11日までにすでに50万ケースを販売。同社の新ジャンル商品としては最速の売上げペースで販売している。

 アサヒビールは、「クリアアサヒ」の09年の年間目標を、08年実績である1412万ケースの4割強を上回る2000万ケースと設定。ビール業界全体は売上げが横ばいと言われているが、新ジャンルで買い求めやすい手ごろな価格もあり、「クリアアサヒ」の売上はさらに好調をキープしていくと見込んでいる。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:宮園奈美)