自民党の安倍晋三総裁は18日夕の記者会見で、田中慶秋法務大臣が参議院決算委員会に出席しなかったことについて「復興予算について説明すべき法務大臣が自らの疑惑を追及されることを恐れて、理由にもならないことを理由にして出席を拒否したことは大問題」と強く批判した。
安倍総裁は「委員会において大臣が説明するのは当然の義務である」とし「極めて重大な外交的な行事などがあるのであれば別だが、ドイツ連邦司法省刑事局長の表敬、意見交換会を理由に、しかも午後2時から行われるものなのに、1時から準備のため(委員会に)来れないというのは全く理由にならない。官房長官が委員会で説明するというのは内閣全体が委員会を軽視しているというか、これは政権の末期的状況だ」と批判。「一日も早く衆議院の解散・総選挙を行って、リセットして、新しい政権でスタートしていくべき」と強調した。(編集担当:森高龍二)