世界初 大容量SSD搭載モバイルノートPC登場

2009年05月15日 11:00

 東芝 <6502> は2009年5月14日より、512GB大容量SSDを搭載した12.1型液晶ディスプレイのモバイルノートパソコン「dynabook SS RX2/WA」の2モデルを、同社直販サイト「東芝ダイレクトPC by Shop1048」にて、39万8000円で限定販売する。

 今回の新商品は、1つの素子あたり、2ビットのデータを保存できる多値NANDを採用した自社開発のSSDを搭載。ボディの軽さ、薄さを特長とし、従来機種の約4倍にあたる大容量512GBの記憶容量を実現している。また、同社製フラッシュコントローラーの改良によりデータ転送速度も向上しており、従来機種と比較すると、読み出し速度で約2.3倍にあたる230MB/秒、書き込み速度で約4.5倍にあたる180MB/秒の高速データアクセスが可能になった。加えて高速回転するディスクなどの機械構造をもたないため、耐振動性と耐衝撃性に優れ、常に持ち運んで利用するビジネスマンにとっても,最適な堅牢性の高いモバイルノートPCとなっている。

 また、約12時間の長時間バッテリと耐久テストをクリアした頑丈なボディなど、モバイルノートPCに必要なさまざまな機能を、軽さ約1095グラム最薄部19.5ミリ(最厚部25.5ミリ)というコンパクトな形に収められている。さらに、SSD搭載による低消費電力をも実現。CPUやバックライトなしでも太陽光源を利用して画面の視認性を高める半透過型液晶パネルを採用し、使用時の消費電力も削減できる省エネルギー設計で、環境負荷の低減にも配慮している。

 同社では、既にパソコンメーカー向けに出荷している256GB以下のSSDについても、今回のSSDと同様のフラッシュコントローラーを採用したモデルを順次投入していく予定だ。
(情報提供:エコノミックニュース 編集:北尾準)