麻生・自公政権に危機乗り切る能力なし

2009年05月01日 11:00

 民主党の小沢代表は、さきの第80回メーデーであいさつし、「無節操、無責任極まりない麻生・自公政権には危機を乗り切る能力や意欲など全くない。困難を打開し、生活の安心と国民の元気を取り戻すために、一刻も早く、国民の信頼を得た強力な政権をつくらなければならない。それが、民主党を中心とする政権であると確信している」と次期総選挙で、民主党を中心とした政権の樹立へ支持を訴えた。小沢代表は「民主党を中心とする政権をつくる以外に、いわゆる国会のねじれを解消し、国政を円滑に運営する方法はない」と参議院での野党過半数に照らして、安定政権は民主中心の政権以外にないと強調した。

 そして「新しい政権をつくるのは正に国民であり、ここにお集まりの同志の皆さんご自身。今こそ、私たちの手でわが国に議会制民主主義を定着させよう」と訴えた。

 また、小沢代表は「民主党は、機能しなくなっている今の制度や仕組みそのものを根本から変え、国民の生活が第一の政治を実現する。そのために、まず、天下りと税金のムダづかいを一掃し、国民生活に大胆に予算を振り向けなければならない。予算編成の仕組みそのものを変える。家計や地域を直接支援し、国民の可処分所得を増やし、暮らしのセーフティネットを強化して現在と将来の安心を築き、内需を拡大し不況と失業を克服していかなければならない。そして、年金・医療の改革、子育てへの支援、働き方の改革、農林漁業と中小企業の再生によって、新しい生活をつくるという皆さんとの約束を必ず実行していく」と国民の生活第一の政治をめざすとアピールした。