舛添厚相 ハリセンボンの相方無事でホッ・・

2009年04月10日 11:00

 舛添要一厚生労働大臣は、記者会見で、お笑いタレントの箕輪はるかさん(ハリセンボン)が結核に感染していたことに触れ、「このような事が起きてショックです。ただ、相方は四六時中一緒にいて感染してないということなので、ちょっとホッとはしています」と感染が拡大せずにとどまっていることに安心している旨を語るとともに、「ライブなど密閉した空間の中で飛散したものの中に入っていると感染する可能性はあるので、できるだけ検査はするようにしても、治療薬もちゃんとありますので、あまりパニックになる必要も無いと思います」と話した。

 一方で、先進国の中で感染率が高いという状況について記者団から感想を聴かれ、「一時期忘れられた感染症になっておりましたが、おっしゃられましたように、今、依然としてありますし、お年を召された方が潜在的に持っていた菌が発病するということもありますので、やはり、注意する必要はあります。あまり咳が長く続くとか、微熱が続くということであれば一日も早くお医者さんにかかって診てもらわないといけない。油断大敵だと思います」とこうした症状が続く人には受診を勧めていた。

 東京都では結核に感染していた箕輪さんがタレントで、公開放送や多くの人が集まるイベントなどで活躍していることから、多数の人と接触していた可能性が高いとして都庁内に相談窓口も設けている。相談受付は土曜日曜を除く午前9時から午後8時まで。電話は03-5320-4572

 東京都によると、「肺結核を発病すると、咳や痰、微熱などが持続する。これらの症状が2週間以上続く場合には早めの受診が必要。結核の感染は、結核菌が患者の咳やくしゃみで空気中に飛び出し、それを肺の中に吸い込むことにより起こる。感染しても全員が発病するわけではなく、発病するのは10人に1人か2人といわれている。結核は、症状に応じて入院または通院で治療を受けるが、決められた期間、欠かさずきちんと薬を服用すれば治癒する」という。