マレーシアへ無償資金協力 日本が約10億円

2009年03月31日 11:00

 日本はマレーシアに総額9億9200万円を限度として無償で資金協力をする。

 これは、天然ガス輸出国として日本に天然ガスを供給している同国が海上警備強化機材の整備や海上密輸などに対する取締能力の強化を図るのに協力するもので、マラッカ海峡の安全を強化するうえで、日本にとっても公益がおおきいと判断している。

 マレーシアの計画では海上警備強化機材整備計画にもとづき、マレーシア海上警察が海上保安のために必要な小型高速艇、夜間暗視装置等を整備するとしているほか、マレーシア税関も海上における取締りのために必要な小型高速艇、赤外線監視カメラを整備し、海上事犯の減少、抑制に努めるとしている。

 資金協力に伴う交換公文の署名式は3月30日(現地時間同日)、マレーシアのプトラジャヤで日本側・堀江正彦駐マレーシア国大使とマレーシア側・タン・スリ・ラスタム・モハマド・イサ外務次官との間で行われた。