液状オイルの組み合わせで細胞間脂質層が柔軟に

2009年03月16日 11:00

 ノエビアは、効果の異なる液状オイルを適切に組み合わせることにより細胞間脂質層に柔軟効果が高まることを発見した。これらの成果はスキンケア化粧品に応用する。

 同社の発表によると、液状オイルには、細胞間脂質層そのものを柔らかくする直接的な効果のあるものと、小さな変化でもたやすく柔軟化させる間接的な効果のあるものが存在することを発見し、これらを適切に組み合わせることで柔軟効果がさらに高まることが分かった、という。

 研究の背景について、同社は「皮膚に触れたときに感じる柔らかな触り心地は、理想的な肌の条件として多くの人に望まれています。そのため皮膚の最外部である角層の柔軟性に関しては、詳細な研究が進み、水分の関与が大きいことが分かっていましたが、液状オイルが皮膚を柔らかくするしくみについては明確には分かっていませんでしたが、液状オイルを塗布することで細胞間脂質層が柔らかくなり、角層全体の柔軟性に影響を与えることなどのアプローチ方法を探索しました」と話している。