NEC 売上拡大・営業力の強化へ組織改編

2009年03月06日 11:00

 NECは4月1日から収益力と競争力強化のため、組織のスリム化、全社プロセス革新の強化、売上拡大に向けた営業力の強化、新たなサービス・製品提供ができる組織体制をしく。

 組織のスリム化と全社プロセス革新の強化では、社内の重複機能の排除などによる事業部門、及びスタフ部門の削減により、経済不況に打ち克つための組織のスリム化を行うとともにともに、内部統制・会計基準の進化に適合したシンプル、かつスピーディな体制・しくみを以下の通り構築する。

 具体的には現在の9つのビジネスユニット、5つのユニットならびにスタフからなる組織を、7ビジネスユニット、1ユニット、スタフに再編する。あわせて、事業部レベルの部門数を従来に比べ2割削減し、組織の効率化と固定費の削減。また、「知的資産R&Dユニット」を除く4つのユニットを廃止し、コーポレートスタフに統合・再編するなど。

 営業力の強化では、これまで事業毎に持っていた営業機能を統合し、「営業ビジネスユニット」、「海外営業ビジネスユニット」を設置。営業ビジネスユニットは顧客満足の向上、提案力・営業力の一層の強化と海外事業の拡大のため、全社の海外営業機能を統合するなど。そのほか、成長を加速する新たなソリューション体制の構築などをあげている。

 同社は「NECと関係会社一体となったOne NEC体制を確立し、NECグループの強みを最大限に活かした付加価値の高いソリューションをお客さまに提供してまいります」と話している。