山梨県と東京電力は最大出力約1万キロワット(年間発電量1200万キロワット/h)の太陽光発電所(メガソーラー発電所)の共同開発に取り組むことを決めた。平成23年の一部始動をめざし、山梨県甲府市米倉山(甲府市下向山町)に建設する。
計画では山梨県は太陽光発電所の土地の提供を行うほか、太陽光発電のPR施設を建設し、普及啓発活動を推進する。一方、東京電力は、太陽光発電所の建設・運用・保守を担当する。発電所の名前は「米倉山(こめくらやま)太陽光発電所(仮称)となる。
この発電所の本格稼動が実現すれば、一般家庭約3400軒分の年間使用電力量相当が見込まれており、CO2排出量の削減効果は年間約5100tとなるとしている。これは一般家庭約1000軒分の年間CO2排出量に相当するという。平成22年度に工事着工の予定。
東京電力では「低炭素社会の実現に向けた非化石エネルギー比率の向上を目的として、今後も、太陽光発電について普及を支援していくとともに、自治体との共同事業を含め、メガソーラー発電の自社導入を進めたい」と話している。