大阪府では政令市(大阪市、堺市)を除く公立小中学校への携帯電話の持ち込みを原則禁止にしているが、これについて72・2%の保護者が「賛成」と回答。また、子供に携帯を持たせている保護者でも60・7%が「賛成」しており、学校へ携帯電話は持ち込まない方が良いと考えている保護者が多いことが分かった。
この調査はネットエイジアリサーチが12月5日から7日に大阪府在住で公立の小学校・中学校に通う子供の保護者で22歳~59歳のケータイユーザーを対象に実施。270人から有効回答を得ている。
その結果、「小・中学生が携帯電話を持つことについて」は44・4%の保護者が「あれば便利だができるだけ持たせたくない」と回答し、「一定のルールを子供と決めれば賛成」という回答(42・2%)とほぼ2分した。
また、公立の小・中学校に通う子供が携帯電話を持っているかでは、「持っている」が43・3%。学年別に見ると1年から3年は18・8%、4年から6年は31・5%、中学生は63・3%が携帯を持っていた。中でも中学生女子は73・2%が持っていた。男女別では、小学校高学年男子は「持っている」が19・0%だったのに対し、女子は48・4%が持っており、男女に大きな差が出ていた。