ポッカレモン100(容量300ミリリットルと450ミリリットル)とポッカ焼酎用レモンについて、公正取引委員会は、収穫後防カビ剤の一種(イマザリル)を使用していながら、商品容器には「レモンを収穫後すぐに搾汁するので、収穫後防カビ剤(ポストハーベスト)は使用しておりません」とあたかもポストハーベストが含まれていないかのように表示しているのは景品表示法(優良誤認)に違反する、として、名古屋に本社のあるポッカコーポレーションに対し、排除命令を行った。
公取によると、上記の表示は今年1月ころから8月ころまで行われていたことが確認された、という。ポストハーベストは防カビ等を目的に収穫後の農産物に使用される農薬。公取は改善を求めるとともに、再発防止策を講じて役員はじめ従業員に周知徹底するよう求めている。
排除命令を受けたポッカコーポレーションでは「既に、今年9月8日からホームページや新聞紙面での社告で自主回収をすすめています。また、該当商品の表示は、現在は改善し、新たな表示の製品を提供しています。製品の安全性については問題ございません。今回の排除命令を厳粛に受け止め、信頼回復に取り組んでまいります」とのコメントを発表した。
自主回収している商品は300ミリリットルポッカレモン100(賞味期限2009年4月4日までのもの)。450ミリリットルポッカレモン100(増量品を含む、2009年4月25日までのもの)。600ミリポッカ焼酎用レモン(2009年4月18日までのもの)。1リットルポッカ業務用レモンバルブリッチ(2008年12月5日までのもの)。詳しくは同社フリーダイアル0120・855・071