高速料金下げ 9月中旬実施めざすと谷垣大臣

2008年09月04日 11:00

 谷垣禎一国土交通大臣は、さきに政府がまとめた「安心実現のための緊急総合対策」について、国土交通省関連の内容が多いことから、省として全力で取り組んでいく姿勢であることを記者会見で強調するとともに、高速道路料金の値下げについては「国民の期待が大きい」として「9月中旬頃に前倒しで実施できるように取り組んでいる」と語った。

 また、道路特定財源の一般財源化について「閣議決定も行われている訳ですし、これは確実にやらなければいけないし、おそらく私の後に来られる方もそういう方針でおやりになるのではないかと思いますけれども、私の後の方がどうなさるかあんまり言うのは僭越ですから。ただ見通しとしてはこの流れは変わらないのではないかと思います」と政府として、誰が国土交通大臣に就任することになろうとも、方針が変わることはないとの考えを示した。一方で「(国土交通大臣就任時より)総理から特定財源の問題はきちっとやれ、というご指示で参りましたので、(記者団指摘のとおり)まだ道半ばということは仰る通りですので、十分責任を果たせないで去らなければいけないという気持ちはあります」と、突然の福田総理辞任表明に残念さを隠さなかった。