ＣＯ２排出量の削減など、地球環境保全に向けた企業の取り組みが注目される中、パナホームが環境・社会報告書「エコライフレポート２００８」を発行した。
同社が２００３年から提唱する、人と地球にやさしい「エコライフ住宅」や、松下グループが２００７年１０月に発信した「エコアイディア宣言」（商品のエコアイディア、モノづくりのエコアイディア、ひろげるエコアイディア）を通じ、２００７年度におけるパナホームの活動と今後取り組むべきテーマを紹介している。
「エコライフレポート２００８」はＡ４判２２ページ。巻頭特集では、パナホームをはじめ、松下電器産業・松下電工の環境部門責任者と関西電力による、「家まるごとエコ」をテーマにした意見交換の内容を紹介。意見交換は、パナホームと関西電力の共同運営による宿泊体験モデルハウス「エル・パナホーム夙川」で行われた。
また、松下グループの住宅会社であるパナホームが、「エコアイディア宣言」を具現化した成果として、建築物総合環境性能評価システム「ＣＡＳＢＥＥ（キャスビー）」や、「宿泊体験モデルハウス」の取り組みを一例としてあげている。さらに、生産や物流、施工、事務所部門におけるＣＯ２排出量の削減策などを紹介している。
このほか、同社の企業活動における環境目標と実績をはじめ、事業活動におけるエネルギーの投入量や、資源、ＣＯ２や廃棄物などの排出量を住宅のライフサイクルごとに算出して紹介。品質管理やＣＳ、コンプライアンスや人事諸制度等、イキイキとした職場を整備する取り組みについてもふれている。
パナホームは、環境報告書を２００１年から発行しているが、２００４年からは環境報告に加えて社会性報告も追加している。
「エコライフレポート２００８」は、同社のホームページにも掲載されている。
http://www.panahome.jp/environment/report/index.htm
