ブラウン管小型テレビなどリサイクル料引き下げ

2008年08月04日 11:00

 松下電器産業は11月1日から、ブラウン管式テレビ(画面サイズ15型以下のもの)や冷蔵庫の小型機種と家庭用ルームエアコンのリサイクル料金を引き下げる。

 具体的にはブラウン管式テレビ(画面サイズ15型以下のもの)は現行の2835円から1785円に。電気冷蔵庫や電気冷凍庫(いずれも内容積が170リットル以下のもの)は現行の4830円を3780円に。家庭用ルームエアコン(ユニット型エアコンディショナー)は現行3150円を2625円にする。表記価格はいずれも税込み。この料金のほかに、現行同様に、小売業者や市町村の収集運搬料金は必要になる。

 今回の引き下げについて、同社はブラウン管式テレビについては「一般家庭での廃棄時の負担感が少しでも減じられ、不法投棄が減少するよう願っている」。また、「冷蔵庫・冷凍庫のリサイクル料金に割高感があるとの指摘があり、小型のカテゴリーを設けて、引き下げた」。家庭用ルームエアコンについては「資源の市場価格高や作業効率等を反映し、料金引き下げを実施」。

 一方、電気洗濯機については引き下げの対象にならなかったことについて、同社は「近年ドラム式洗濯乾燥機が多くなり、ヒートポンプ式ではフロンの回収や破壊が必要となること、また、重量が全自動洗濯機の2倍から3倍もあり指定引取場所での作業や物流コストがかさむことなどがある」と説明している。