産婦人科向けタイプなど2種発売 岡村製作所

2008年07月17日 11:00

 岡村製作所は、医療施設向けロビーシリーズ「ユニバーサルロビーチェア」の新しい商品として『産婦人科向けタイプ』と『整形外科向けタイプ』の2タイプを発売する。

 『産婦人科向けタイプ』は、妊婦の身体的負担を軽減し腰痛を防ぐ、適正な姿勢で座ることを促す形状にしている。同社によると「通常、腹部への圧迫を避けるために、妊婦の方は椅子にのけぞるような格好で座ってしまいがちですが、この姿勢は逆に腰痛を引き起こす要因ともなってしまいます。このため、産婦人科向けタイプは、妊婦の方が身体に負担の少ない適正な姿勢で座ることができるよう配慮した設計を行っています。座面に前下がりの緩やかな傾斜をつけ、背のクッションを厚くして適度な弾力感を持たせることで、背中をしっかりと支えるようにするなどの工夫を施した」などを特徴にあげている。

 一方、『整形外科向けタイプ』は、座りやすさを考慮して2タイプの座面高さを用意。座面の低いほうのタイプにはステッキを固定できるホルダーを取り付けている。

 今年3月発売の「ユニバーサルロビーチェア」は、「病院の総合待合や各診療科の待合など、患者特性や空間特性が異なる各々の待合に対し、基本デザインや木素材・色合いを統一することで、施設の待合全体を意匠的にまとまりのある空間にコーディネートできる」ことから、好評だという。

 同社では、これまでに『総合待合タイプ』『診療科待合タイプ』『ラウンジタイプ』『小児科向けタイプ』を発表している。また「いずれのタイプも、座面や背の隙間をなくしてホコリが溜まらないようにするなど、高い清潔性と清掃のしやすさを実現した」としている。