ネットマーケティングを展開するアイシェアが同社のサービス会員を対象に行った後部座席シートベルトの義務化などについての意識調査で、95%が「義務化を知っている」が、「必ず着用する」としたのは半数以下にとどまっていることが分かった。
調査は今年6月25日から6月27日にかけて実施され、441人から回答を得た。その結果、運転免許を持っている人では、後部座席に乗るとき、シートベルトを必ず着用するとする人は45・7%、たまに着用するが20・9%になっていたが、運転免許を持っていない人では着用率がさらに低下し、必ず着用、たまに着用ともに27・6%と合計数値は55・2%と免許保持者に比べ10・9ポイントも下がっていた。
また、事故経験の有無とシートベルト着用の関係をみると、事故経験ありは必ず着用が44・2%、事故経験なしの場合は42・6%と1・6ポイント低くなっていた。たまに着用するかどうかでも、事故経験ありの人は25・2%が着用するとしているのに対し、事故経験なしでは17・9%しか着用するとの回答がなく、同社では「運転免許の有無、交通事故経験の有無は、道交法への関心ならびにシートベルト着用モチベーションに少なからず影響しているようだ」としている。