地球温暖化に危機感を感じている人は・・

2008年06月27日 11:00

 8割以上の人が地球温暖化に危機感を感じ、9割以上の人がカーボン(CO2)オフセットに取り組む企業を評価していることがマイボイスコムのインターネットコミュニティ「MyVoice」登録メンバーへのアンケート調査で分かった。6月1日から5日に実施したもので、1万3867人から回答を得た。アンケートでは2人に1人が緑はエコを表す色と回答していた。

 調査によると、地球温暖化への危機感については「非常に感じている」が31%、「近い将来の話として感じている」が57・4%と88・4%の人が危機感を感じている。「全く感じていない」は1・7%に留まった。

 環境保全事業の一環として行われているカーボン(CO2)オフセットを知っているかでは、「知っている」は20・3%、「名前は聞いたことがある」は36・4%、「知らない」が43・3%だった。

 カーボンオフセットの認知者57・6%の人にカーボンオフセットには誰が主体となって取り組むべきか、を聞いたところ、53・1%が個人と企業で取り組むべきと答えた。そのほか「国」が18・5%、「企業」が18・7%だったが、「わからない」も3・4%、無回答」は0・5%あった。

 カーボンオフセット認知者にカーボンオフセットに取り組む企業を評価(利用)しますか、との問には、「強く評価する」が48・2%、「やや評価する」が43・6%など91・8%の人が評価していた。

 地球温暖化の防止策として注目(期待)するものは、太陽光発電などの自然エネルギーの一般家庭への普及(70・7%)、水素・燃料電池などの脱ガソリン自動車の開発・普及(62・8%)、マイバック・クールビズ・節電など1人ひとりの取組(61・2%)が上位を占め、次にカーボンオフセット制度の普及(24・8%)、環境税などの導入(14・1%)と続いた。一方で防止策として期待するものはないという消極的な意見も2・5%あった。

 エコ対策(環境問題対策)として意識して行っていることは、「電力の節約をする」70・5%、「水の節約をする」64・3%、「レジ袋や過剰包装をなるべく断る」60・7%、「冷暖房の温度設定を弱めにする」60・2%だった。エコを表す色は、緑47・1%で圧倒的に多かった。次いで青(11・1%)、水色、白、黄緑だった。