舛添要一厚生労働大臣は2009年度中に基礎年金の国庫負担を2分の1に引き上げることが法律で定まっていることに関連して、その財源や実際に実行できるのかについての記者団の質問に「基礎年金の財源の3分の1から2分の1への引き上げについては、きちんと約束したことですから、どういう財源を持っていくかは議論があるにしろ、これはきちんとやりたいと思っております」と実現を強調した。
また、財源に関連して「税制改正については、この夏以降精力的に政府、与党で議論をしていかないといけないと思っております。消費税を含めてどういうような形で財源を負担するかについては、きちんと国民的な議論を行うべきだと思っておりますから、消費税について議論することは既に始めていいと思っております」とし、財源確保のひとつとして消費税の引き上げ論議を始めるべきとの考えを語った。
また、前提として「もちろん無駄ゼロ、いろんな効率化、それは厚生労働省含めてきちんとやりますけれども、国民に何が必要かということをご説明した上で、消費税についてもこれは必要ならば上げるという決断は政治的に下すべきだと。私の信念として思っております」と消費税引き上げは政治的判断の域で行うことを求めた。