東京湾水質一斉調査 7月2日に国、自治体など

2008年06月24日 11:00

 環境省はじめ国土交通省関東地方整備局、海上保安庁など国と東京湾沿岸の埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県など沿岸の8都県市、東京大学大学院、東京工業大学大学院など大学や研究機関、市民団体、企業、小学校が参加して、東京湾水質一斉調査が7月2日に行われる。当日の天候などにより、実施できない場合には8月6日になる。国と8都県市などが一斉に行うのは初めて。

 環境省では「国や8都県市の各都市が独自に実施していた調査を同一日に合わせ、海域及び陸域(河川)の水質等を一斉に調査するもので、これに大学、臨海部に立地する企業や市民団体、小学校等も参加して調査や環境教育を進めるなど、多様な主体が連携、協働して実施する画期的なもの」と話している。

 海域では溶存酸素量、水温、塩分を216地点で、陸域では化学的酸素要求量(CDO)、水温、流量などを328地点で調べる。7月下旬には調査結果の速報が行われることになっている。