内閣府食品安全委員会は6月17日午後2時から、千代田区永田町2-13-10 プルデンシャルタワー7階の食品安全委員会・中会議室で「食品安全委員会添加物専門調査会」を開く。
主な議題は、(1)ソルビン酸カルシウムに係る食品健康影響評価について(2)乳酸カリウムに係る食品健康影響評価について。
傍聴希望者は当日13時20分から13時50分の受付時間までに会議室入口で受付を。定員40人。身分証明書等本人の確認ができるものを持参すること。
ソルビン酸カルシウムは、食品の保存料として、欧米諸国などで使用されている食品添加物で、米国においてもGMP 管理の下で加工食品への使用が認められている。日本は、ソルビン酸及びソルビン酸カリウムは食品添加物に指定し、保存料として加工食品に使用されてきているが、ソルビン酸カルシウムは未指定の添加物で、食品の製造加工への使用は禁止している。
厚生労働省は、国際的に安全性が確認され、広く使用されている食品添加物については、企業からの指定要請を待つことなく、国が主体となって安全性評価等を行い、指定の方向で検討していく方針を示しており、ソルビン酸カルシウムは、薬事・食品衛生審議会食品衛生分科会毒性・添加物合同部会でも指定対象品目のリストに揚げていることから、国際的整合性を図る目的で、食品添加物としての指定の可否を検討する必要があるとしている。