6月24日に健康食品の安全性確保に関する検討会

2008年06月10日 11:00

 厚生労働省は健康食品の安全性確保へ原材料や製造工程、販売の各視点から検討する健康食品(いわゆる健康食品を含む)の安全性確保に関する検討会の第9回会合を6月24日午前10時から東京都港区内の虎ノ門パストラルで開催する。前回の会合で事務局が「検討会報告書の骨子案」をまとめており、今回、各委員がその内容に基づいて検討意見を出し合う。傍聴希望者は6月19日午後5時までに、氏名、住所、電話番号、ファックス番号、連絡先を書いて、ファックスで事務局(03・3501・4867)へ。傍聴は30人程度しかできないため、抽選になる場合もある。

 これまでの案では製造管理、品質管理については第3者の外部機関による検証(第3者認証導入)が安全性確保とともに消費者の信頼性の確保につながるとして、盛り込まれている。また、健康被害情報の収集や処理体制の強化、消費者に対する普及啓発についても「正確な成分表示を前提として、適切な摂取目安量の表示や注意喚起表示が理解されるような取り組みが必要である」としている。製造工程、品質管理の体制整備(GMP)に関して「第3者機関による確認(第3者認証)を導入することは、より質の高い製品の普及や消費者の選択可能性の向上、事業者に対する技術的支援の促進に繋がるものと期待される」。また、第3者認証を受けた製品については、認証を受けたものであることが容易に分かるような表示(原材料の安全性評価やGMPに係るマーク)を行い、消費者が選択する目安になるような情報提供を行うことが必要などとしている。