日本新薬 ユ・ヨン製薬と鼻炎治療剤で提携

2008年06月05日 11:00

 日本新薬は、韓国ソウルに本社を置くユ・ヨン製薬株式会社と、アレルギー性鼻炎治療剤に関するライセンス契約を締結したと、6月4日、発表した。

 アレルギー性鼻炎治療剤(開発記号 NS-126)は、新規に創製したステロイド化合物を活性本体とする1日1回投与が可能なアレルギー性鼻炎治療剤。2006年12月に日本新薬が日本で製造販売承認の申請をしたもの。「ドライパウダータイプの製剤であるため、鼻腔内噴霧後の液だれがなく、液剤に比べて刺激が少ないという特長がある」。

 契約締結により、日本新薬はユ・ヨン社に対し、韓国でのNS-126の独占的開発権と独占的販売権を譲渡し、ユ・ヨン社から契約一時金のほか、開発段階と売上高達成度に応じたマイルストーンと売上高に応じたロイヤリティーを受け取ることになるとしている。ユ・ヨン社は1981年に設立された医薬品の開発・販売会社で従業員380人、年間売上高は約84億円規模の会社。