平成19年度の家電リサイクル実績が環境省から発表された。それによると、全国の指定引取場所において引き取られた廃家電4品目(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)は約1211万4000台と前年度より4・3%増えた。
内訳を見ると、エアコンが約189万1000台(構成比約16%)、ブラウン管式テレビが約461万3000台(同約38%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約272万5000台(同約22%)、電気洗濯機が約288万4000台(同約24%)。前年度比ではエアコンが約3・4%増、ブラウン管式テレビが約11・8%増、電気冷蔵庫・電気冷凍庫が約0・3%増、電気洗濯機は約2・0%減少していた。
一方、全国48カ所(平成20年3月末現在)の家電メーカー等の家電リサイクルプラントに搬入された廃家電4品目は約1209万台で前年比約4・1%増になっていた。
再商品化等の状況については、エアコンで87%(法定基準60%)、ブラウン管式テレビで86%(同55%)、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で73%(同50%)、電気洗濯機で82%(同50%)と、いずれも法定基準を上回る再商品化率が達成されたとしている。再商品化は前年度比較で、エアコンで1ポイント増、ブラウン管式テレビで9ポイント増、電気冷蔵庫・電気冷凍庫で2ポイント増、電気洗濯機で3ポイント増と増加していた。