ASEAN諸国にとって重要なパートナーはどの国か?の問いに、インドネシア、フィリピン、ベトナムは1位に日本をあげたが、マレーシア、シンガポール、タイは1位に中国をあげた。
これは外務省が今年2月から3月にかけてASEAN6カ国で対日世論調査を各国につき、18歳以上の国民か永住者300人を対象にそれぞれ面接ないしメールで行ったもので、日本との関係では信頼できるとどちらかといえば信頼できる、を合わせた回答は93%。友好関係にある、どちらかといえば友好関係にある、を合わせた回答も96%と概ね肯定的なイメージが定着していることが分かった。
また、日本企業に対するイメージでは国に進出したり、投資したり、工場を設立することに対し、歓迎するが62%、どちらかというと歓迎するが31%と93%が肯定的だった。
日本人に対するイメージでは81%が勤勉であるとし、72%が能率的である。63%が礼儀正しい。62%が団結心が強い、56%が伝統的価値を重んじるとしていた。
日本の国連安保理常任理事国入りについて、安保理の機能を知っていると回答した39%の人のうち、78%が常任理事国に入るべき、と回答。入るべきでないは15%にとどまっていた。