今後6年に53隻新造 商船三井

2008年05月14日 11:00

 商船三井は鉄鋼原料の輸送需要が今後も継続的に見込まれることから、2014年前半までに、53隻の鉄鋼原料船を新造すると5月13日、発表した。

 同社は海運成長分野への経営資源の重点投入を成長戦略の一つにしており、中期経営計画に挙げている。

 新造する船は300型(30万トン級)4隻、250型(25万トン級)2隻、230型(23万トン級)7隻、200型(20万トン級)1隻、170型(17万トン級)27隻、110型(11万トン級)10隻、80型( 8万トン級)2隻の計53隻。

 同社によると、新造船53隻のうち既に40%は中長期の貨物契約を締結しており、最終的には60%まで伸ばしたいとしている。現在の運行隻数はケープ・パナマックス合わせて125隻(2008年3月末時点)。同社では2013年度末までにケープサイズを約135隻、パナマックスサイズを約25隻、合わせて約160隻まで運行規模を拡大していく意向だ。